AIEO対策の必須項目である構造化データ(JSON-LD)の設置方法を、初心者にもわかりやすく手順を追って解説します。

金井 成仁
合同会社NAVIGATE 代表 | データサイエンティスト / AIコンサルタント
llms.txtの設置に続く、AIEO対策の2つ目の基本施策が構造化データ(JSON-LD)の実装です(llms.txtの設置方法はこちら)。
構造化データを設置すると、GoogleとAIの両方が自社サイトの情報を正確に理解できるようになります。SEOとAIEOの両方に効果がある、一石二鳥の施策です。
この記事では、中小企業が最低限実装すべき構造化データの種類と、具体的な設置方法を解説します。
構造化データは、Webページの内容を検索エンジンやAIが機械的に理解できる形式で記述したコードです。
通常のHTMLで「合同会社NAVIGATE」と書いてあっても、それが会社名なのか、サービス名なのか、人名なのか、機械には判断しにくい。構造化データを使えば「これは会社名です」「これは住所です」「これは電話番号です」と明示的に伝えることができます。
最も一般的な形式がJSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)です。HTMLのscriptタグ内にJSON形式で記述し、ページのhead要素またはbody要素に配置します。
構造化データには多くの種類がありますが、中小企業がまず実装すべきものは3つです。
会社の基本情報を構造化するスキーマです。会社名、住所、電話番号、メールアドレス、ロゴのURL、公式SNSのURLなどを記述します。
実店舗や地域密着型のビジネスの場合は、Organizationの代わりにLocalBusinessを使います。営業時間や対応エリアなどの情報も追加できます。
設置例として、以下のようなJSON-LDコードをサイトのトップページのhead要素内に配置します。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "合同会社NAVIGATE",
"url": "https://navigate-llc.com",
"logo": "https://navigate-llc.com/logo.png",
"description": "中小企業向けにAI検索対策(AIEO)、BIダッシュボード構築、MVP開発を提供するテクノロジー企業",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"addressLocality": "東京都",
"addressCountry": "JP"
},
"email": "[email protected]",
"sameAs": [
"https://twitter.com/navigate_llc",
"https://note.com/hip_willet7491"
]
}
よくある質問ページの内容を構造化するスキーマです。質問と回答のペアを記述することで、Googleの検索結果にFAQリッチリザルトが表示される可能性があり、AIもこの情報を参照しやすくなります。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "AIEO対策とは何ですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "AIEO(AI Engine Optimization)は、ChatGPTやGemini、PerplexityなどのAI検索ツールに自社の情報を正しく紹介してもらうための施策です。llms.txtの設置、構造化データの実装、Aboutページの充実などが含まれます。"
}
},
{
"@type": "Question",
"name": "AIEO対策の費用はどのくらいですか?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "施策の範囲によりますが、llms.txtの設置だけなら無料で30分程度で完了します。構造化データの実装やAboutページの改善を含む包括的な対策は、5万円〜30万円程度が目安です。"
}
}
]
}
サイト全体の情報を構造化するスキーマです。サイト名とURLを記述する基本的なものですが、Googleがサイト全体を認識する際の手がかりになります。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "WebSite",
"name": "合同会社NAVIGATE",
"url": "https://navigate-llc.com"
}
WordPressを使っている場合は、プラグインで簡単に構造化データを生成・設置できます。
Yoast SEOまたはRank Mathをインストールすると、管理画面からOrganizationの基本情報を入力するだけで、自動的にJSON-LDが生成されてページに挿入されます。FAQブロックも専用のエディターブロックとして用意されています。
HTMLファイルを直接編集できる場合は、上記のJSON-LDコードをscriptタグで囲んで、head要素内に貼り付けます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Organization",
"name": "会社名",
...
}
</script>
Next.jsを使っている場合は、Headコンポーネント内にscriptタグを追加するか、next-seoなどのライブラリを使って構造化データを管理します。
構造化データを設置したら、Googleのリッチリザルトテストで正しく認識されているか確認してください。
URLを入力するだけで、構造化データが正しく実装されているか、エラーがないかを検証できます。エラーがあれば具体的な箇所と修正方法が表示されます。
また、Google Search Console(サーチコンソール)の「拡張」セクションでも、構造化データの検出状況とエラーを確認できます。
構造化データは元々SEOのための施策ですが、AIEO対策としても効果的です。
AIがサイトを参照する際、構造化データがあると情報を正確に抽出できます。「この会社の正式名称は○○で、住所は○○で、事業内容は○○」という情報が明確に構造化されていれば、AIの回答の正確性が向上します。
特にFAQPageの構造化データは、AIが質問への回答を生成する際に直接参照される可能性が高く、SEOとAIEOの両方で最も効果が見えやすい施策です。ChatGPTに自社が紹介されない原因についてはChatGPTに自社が紹介されない原因と対策もあわせてご覧ください。
構造化データ(JSON-LD)の実装は、SEOとAIEOの両方に効果がある基本施策です。中小企業はまずOrganization、FAQPage、WebSiteの3つを実装してください。
WordPressならプラグインで簡単に設定でき、自社開発サイトでもHTMLにコードを貼るだけです。設置後はGoogleのリッチリザルトテストで確認を忘れずに。
AIEO対策全体の手順についてはLLMO対策の始め方——中小企業が今日からできる5つのこともご参照ください。
NAVIGATEの構造化データ実装を含むAIEO対策の詳細はAI検索対策(AIEO)サービスページをご覧ください。
合同会社NAVIGATEでは、構造化データの実装を含むAIEO対策を支援しています。無料診断も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。
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